面接対策!メーカー転職の質問実例集!!

とみぃです。
今回は私が実際に面接でされた質問とその回答を個人が特定されない範囲で紹介していこうと思います。

初めに断っておくと質問は人それぞれです。バックグラウンドが異なれば質問も異なります。
ただ、ネットや転職本に書かれている想定質問と実際の質問を見比べることである程度答え合わせになるのではないかと思います。
そう言った観点で参考にしていただければと思います。

▪️大前提
大前提として私の属性および転職先の情報をおおまかに記載しようと思います。
・私の属性
年齢:35歳(当時)
学歴:大学院卒
前職:メーカー開発職(東京)
経歴:入社から9年目まで→製品Aの開発
   10年目から1年ほど→製品Bの開発

・転職先
国内大手メーカー(製品Bのサプライヤー)
応募職種:製品B向け部品の開発
募集の背景:事業規模の拡大

▪️一次面接
まず一次面接は人事部と応募部署の部長クラスの面接でした。
実際にされた質問は以下の通りです。

・自己紹介
・転職理由
・前職の製品Bについて実際に自分がやってきたこと
・上記の深掘り質問
・製品A, Bを問わず、自分が一番発揮できた能力と発揮できた場面
・上記の深掘り質問
・希望待遇
・逆質問

概ね1時間ほどの面接でしたが、質問は大きく大別して2種類、「製品Bの開発について」と「自分の発揮能力」についてでした。
あとはその質問のキャッチボールでしたが、かなり細かいところまで聞かれるので嘘をつけばすぐに見破られると思います。
逆に言うとちゃんと自分の業務の棚卸しをしていれば大きな問題もなく質疑応答できるのではないかと思います。

大事なことは無理に自分を大きく見せようとしないことです。
入り口で自分を大きく見せてしまうと深掘りされていく中でボロが出てしまいます。
また、万が一合格したとしても入社してからメッキが剥がれてしまうと一気に信用がなくなってしまいます。
もし深掘りされる中で自身の経験にないことを聞かれたら素直に経験がありませんと言っても良いと思います。
(実際私も素直に言いましたが無事合格をもらっています。)

二次面接にも言えることですが製品Aに関わる質問は積極的にはされませんでした。
受けた会社が製品Bに関わる会社であったため当たり前かもしれませんが、やはり転職先の業務に関わる質問がメインになるので、私のように専門が変わった方は転職先に応じて対策の方針を変える方がいいと思います。

また希望待遇については事前のエントリーシートから変更せずに、金額とその理由をしっかりと述べることが必要になります。
現職と同じ金額を伝えておけば細かい理由を言う必要はないと思いますが、金額を上げたい方はその理由をしっかり考えておきましょう。(同一業界で同一職種に転職する場合は給与相場などをOpenWorkなどで調べておくことをお勧めします。)
また、その給料が残業込みなのか残業抜きなのか、残業込みであれば何時間程度を含む想定なのかも明確に伝えましょう。給与はやる気に直結する大事なものですので、お互いに認識の違いが無いように明確にしておくことが大事です。

▪️二次面接
二次面接は事業部長と人事部の面接でした。
実際にされた質問は以下の通り。

・自己紹介
・転職理由
・上記転職理由の深掘り
・入社後の希望キャリアパス
・現職を円満退社できそうか
・入社可能時期
・希望待遇
・逆質問

事業部長が変わっていたのか、転職理由を聞かれたあと、「実際のところの転職理由はどうなの?」とかなりストレートに転職理由を聞かれました。
事業部長曰く、本当の転職理由を聞かないと入社後にすぐに辞めてしまうかもしれないからとのこと。

私の場合は元々の転職理由に「製品Bをより良い商品にしていくには御社(転職先)の部品の改良が必要と考えており、それを自分の力で成し遂げたい」と挙げていたため、実際のところと聞かれたときは「実家に近い位置に住んで将来的な介護に備えたい」という回答をしたところ納得してもらえました。

実際のところの転職理由と言われても現職の不満を言うことは避けた方がいいと思います。
現職の不満がメインの人は不満以外の転職理由をいくつか考えておく方がいいと思います。
その際もこちらの記事でご紹介している自己分析を行い、あくまでも自分の内側から出てくる転職理由にすることが大事です。
世の中ではネガティブな転職理由をポジティブに言い換えるテクニックなども紹介されていますが、本質がネガティブであれば深掘りされていく中で確実にボロが出ます。
自己分析をして本当の意味で前向きな転職理由を見出しておけばいざという時も機転が効くので慌てず答えることができます。

一次面接との大きな違いはより入社後の具体的なことを聞かれることです。
と言うのもこの人は応募しているポジションにその後のキャリアまで踏まえてふさわしいのか、将来的なことまで踏まえて役員クラスは判断したいと思っています。
したがって、自分がやってきたこと、今やりたいことなど近視眼的な回答ばかりでは高得点は望めませんので、将来を感じさせるような回答が必須になってきます。
こちらも自己分析をしっかりした上で回答を用意していくことをお勧めします。

▪️面接終了後から合否発表までの期間は?
実際に面接が終わったら一番気になるのは合否発表がいつくるかだと思います。
まず、一次面接についてですが私は面接から2日後にエージェント経由で連絡がありました。
そこから二次面接の候補日返答まで3日、二次面接の日程は合否発表の翌週から翌々週でした。

二次面接については面接当日にエージェント経由で口頭の内内定が出されました。
そこから1週間ほどで正式な内定通知と労働条件が送られてきます。

つまり、一次面接から最短で2週間ほどで内内定、正式な内定通知でも1月ほどで完了することになります。
一般的に1.5ヶ月から2ヶ月で入社になることから、一次面接から2〜3ヶ月すると転職先に入社するタイミングになるので怒涛です。
内定承諾するまでじっくり考える時間はほぼないと思いますので、面接を受ける前には本当にこの会社に入社していいのか、自己分析の結果も踏まえてよく検討するようにした方がいいと思います。

転職は面接までの時間が長く辛いのですが、始まってしまうとあっという間に終わってしまいます。
面倒になってついつい力を抜いてしまうかもしれませんが、事前準備は怠らず、悔いのない転職活動になさってください。