土地は値下げが当たり前??価格交渉の実態

とみぃです。
Youtuberなどの情報からこんなことを聞いたことはないでしょうか?
「土地価格の端数は値下げするために設定されているようなもの」
これは本当なのでしょうか?土地価格は数十万値引きされるのが当たり前なのでしょうか?
今回は私の事例をお話ししようと思います。

▪️結論:人気の土地は値下げされないこともある
不動産屋は値引きのために端数を設定しているという人もいますが、実際には
「人気が高い土地は値下げがされない」
こともあります。

私の場合は1880万円の土地を1850万円で購入しました。
一般にYoutuberの言う端数の値引きであれば1800万円で購入できるわけですが実際に1800万円で申し込んでいた場合は少し難航したかもしれません。

▪️購入希望の土地は一度売れていた
私が購入した土地は実は購入の1ヶ月前に見つけた土地でした。
トラブルになりかけた土地を見つける前にネットで発見した土地でした。

広さは37坪、東向きの土地で道の前の幅も十分な広さです。
私が探していた土地の条件に、35坪以上で車が離合できる十分な広さの道路に設置していることでした。

前述の通り土地価格は1880万円だったので坪単価は50.8万円、この地域の平均坪単価が51.8万円だったので相場より安い値付けになっていました。
ちなみに坪単価51.8万円とはいえ中には旗竿地や心理的瑕疵のある土地も含んだ平均値であるため、実際にまともな土地だけとなるともっと高くなるでしょう。

この土地を見つけた際、すぐに一条工務店、地元工務店共に確認を入れていました。
地元工務店の話では1つだけの問題を除けばいい土地だと言われていました。
その問題とは土地が道路に対して高い、所謂「盛土」であったことです。
1mほど道路面より高いため、地元工務店曰く階段の設置や擁壁を作るため外構費用が若干高くなるだろうとの話でした。
この問題に対し、私としても即決ができず、悩んでいたところ他の方に購入申込書を出されてしまっていました。
2番手ではなかなか購入は厳しいだろうと思い、一度はこの土地のことを忘れていたのです。

こうして別の土地を探し、あわや近隣トラブルを回避した中でまた土地探しをするかと思っていると、一条工務店から前述の土地が一番手の方が購入できなくなり、また売りに出されると言うことを聞きました。
(ちなみにこの時にはすでに地元工務店にはお断りを入れていました。)

▪️人気の土地に対して即断即決
一条工務店から連絡をもらってその夜営業さんと即決協議です。
まず、最も気にしていた盛土の部分ですが、深基礎にすることで地盤安定化と擁壁の両方を担わせるのがいいのではないかとアドバイスをもらいました。

擁壁は何かと面倒です。
まず擁壁そのものが長期間経つと劣化するため補修工事をすることになります。
そうするとメンテナンス工事も高額になりますし、何より液状化などに弱くなるのではないかと考えていました。
その話を営業さんにすると、深基礎にすることで擁壁を作らなくて済むのではと提案を受け、私もそれが妙案だと感じました。
(別記事にしますが、この時私がもっとちゃんと確認しなかったことがのちに問題を引き起こします。)

他にも二、三の問題点について営業さんと相談した上で、私はこの土地が再度売りに出された当日に購入を決めました。

▪️問い合わせが複数あった
次の日の朝イチ、展示場がオープンすると共に営業さんの元を訪れすぐに購入申込書を記入しました。
ちなみにこの時点ですでにローンの事前申請は通っており、購入に必要な前準備はすでに終わっていました。

さてここで問題となるのは購入申込書にいくらと書くのかです。
この時すでに当該の土地に何名か問い合わせをしていることを知らされます。
モタモタすると他の方に購入申込書を出されてしまうかもと言うことです。

さて、ここで勘のいい読者の方ならこう考える方もいらっしゃるでしょう。
問い合わせが多いと言うのはハウスメーカーの営業マンと不動産屋が結託して高く買わせようとしているからだ。実際にはそんなに問い合わせがないかもしれない。ちゃんと端数を切って購入申込書を出せばその額で通るはずだ。」

確かにその可能性もあります。
一方でこんな可能性もあるのではないでしょうか?
「結局購入申込書が何番目についたかなんてわからない。数名が僅差で申込書を出したらその中の一番高い人を一番手としてしまって交渉できなくなるのではないか。
ほんとに僅差で申込書が複数件ついた場合、自分が何番だったかは不動産屋にしかわからないのです。

こればっかりはどちらが正解かわかりません。
なのでいくらで書くかはシンプルに「この値段以上であれば買えなくても仕方がない」と思える金額を書くのがいいと思います。
一番ダメなのはどうしても買いたい土地なのにネットの情報を鵜呑みにして必要以上に安い値段を書いてしまい、結局買えないことです。
とはいえ結局いくらで書けばいいか悩んでしまうでしょう。
そんな時はハウスメーカーや工務店の営業さんに聞いてみるのがいいでしょう。

▪️結果は・・・
私も営業さんと相談し、1850万円なら問題ないだろうと言うことでその値で申込書を記入しました。
結果この日のうちに一番手となり、購入することができました。
坪単価は50万円、外構で階段をつけてもそこまで高くならないだろうと思い、この時はこの購入に満足していました。

土地の購入は他にもいろいろ考えることはありますが、その中でも優先順位の上位にいるのは金額でしょう。
しかも不安を煽るような情報がネットに転がっており、どうすればいいかわからないことも多いでしょう。

しかし、考えることはシンプルです。
その土地にどれだけの金額が出せるか、その一点を考えていればそんなに難しい問題ではありません。

通勤・治安・通学など、土地を探す範囲は金額以外の項目である程度絞り込まれるでしょう。
そうすればネット上に出ている土地を見ていき、土地の相場を理解することができます。
あとは欲しい土地が出てきた時にその土地が相場から見て高いのか低いのか判断すれば良いと思います。

と言いながら私は土地選びで間違いを犯しています。
その間違いに関してはまた別の記事でご紹介しましょう。