低価格??一条工務店の太陽光+蓄電システム
とみぃです。
一条工務店の特徴といえば床暖房と太陽光システムですね。
太陽光は最近では一般的になってきて情報がネットで検索するといろいろ情報が出てきますが、蓄電池についてはよくわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は蓄電池を中心に一条工務店の太陽光+蓄電池について記事にしようと思います。
また、最近設定された電力"大"革命についても我が家が採用しなかった理由とともにお伝えできればと思います。
▪️結論:一条工務店の太陽光+蓄電システムは低価格!!
まず結論から言うと一条工務店の太陽光+蓄電システムはかなり低価格です。
その理由を我が家の見積もりをもとに見てみましょう。
まず我が家の太陽光+蓄電システムに関する見積もりです。
太陽光+蓄電池パッケージ 10kWの価格が197万円です。
単価に直すと19.7万円/kWですね。
経済産業省のデータによると2023年度の太陽光発電システム費用の中央値は28.8万円/kWでした。
これはパネル、パワコン、架台、その他を含めた設備費用に工事費を加えた額になっており、蓄電池は含まれていません。
つまり太陽光発電だけでも世間の中央値に比べ安くなっていると考えられます。
この理由は自社グループ工場での内製であることと公式HPでは述べられていますね。
しかもこれに蓄電池が付随するわけです。
ちなみに蓄電池は7kWh(1kWの発電を1時間持続した場合に貯められるエネルギーが1kWhです。)の容量ですが、これがどれくらいのお得感かが重要です。
またまた経済産業省のデータで少し古いデータですが、2019年度では18.7万円/kWhが家庭用蓄電システムの価格だそうです。
つまり蓄電池だけで約131万円分お得となります。
これはかなり魅力的ですよね。
でもこれだけ安い蓄電池で本当に大丈夫なのか不安になる方もいらっしゃると思います。
ですので我が家の営業さんに蓄電池について詳しく聞いてみました。
▪️一条工務店の蓄電池はLFP
いきなり専門用語が出てきてなんだと思った方もいらっしゃるかと思います。
蓄電池、もっと言うとリチウムイオン電池ですが、これは使われている材料によっていくつかの種類があります。
一般的なリチウムイオン電池はニッケル、コバルト、マンガンを混ぜたものを主成分とする三元系もしくはNCMと呼ばれる種類とリン酸鉄を主成分とするLFPと呼ばれる種類があります。
この2種類の特徴を表にまとめてみました。
LFPは一般的にはNCM系に比べて容量が少なく重いと言う欠点があります。
これは特に電気自動車のように貯めて移動する用途に対しては不利になります。
1回の充電で走れる距離も短く、重いため電費(ガソリン車で言う燃費)も悪くなってしまいます。
ただし、この欠点は住宅に対しては大きな不利ではありません。
車のようにスペースが限られるわけではないので容量が足りない分は大きくしてカバーできますし、その分重くなっても走るわけではないから問題ありません。
むしろ(NCMに比べれば)安全である点と価格が安価な点は魅力的になってくるでしょう。
特に安全性は一般的な電気自動車やモバイルバッテリーのものよりも安全であることを考えると、安くても安心できるという点では魅力的に感じます。
以上のように一条工務店の太陽光+蓄電池パッケージ「は」非常にお得なシステムだと思います。
▪️話題の電力"大"革命は微妙・・・
一条工務店45周年記念プロジェクトの一つに電力"大"革命が出てきました。
内容を見ると、太陽光+蓄電池+V2Hシステムのセット商品のようですね。
V2Hとは何かというと電気自動車を蓄電池のように使ってしまおうという発想です。
例えば朝夕の子供の送り迎えにしか車を使わない家庭などであれば昼間は太陽光などから発電した電力を電気自動車にため、夕方などの電力を多く使う時に電気自動車から電力を供給すれば蓄電池の容量が増え電気代がお得になりますよね。
こういった電気自動車を車としてだけでなく電力システムの一つとして使おうというものがV2Hです。
これだけを聞くと電力"大"革命はまたお得なシステムなんではないかと考える人もいると思いますが、実は"落とし穴"があります。
下の画像をご覧ください。
出典:一条工務店HP
車から家への給電は停電時に限ります!?
先ほど私がいったメリットが使えないV2Hシステムなんです。
住宅メーカーである一条工務店としては仕方のない部分なのかもしれません。
V2Hは比較的最近実用化されたものであり、まだまだ事例が少なくどんなトラブルが起こるかも分かりません。
また、電気自動車側もV2Hは黎明期であり制御がどんどん変わっていくことが予測されます。
そんな中に通常の住宅の電力まで賄おうとすると何かトラブルが発生した際に大事になる可能性もあります。
なのであくまでも非常時の電源に限って始めたのかと思います。
痒いところに手が届かない商品になっている気もしますが、そもそも私はV2Hを導入するのはしばらく先でいいかと思っています。
そもそも大元になる電気自動車が発展するまでにまだ時間がかかると考えているからです。
自動車会社各社も今電気自動車そのものを開発している最中です。
さらに充電できる場所も限られており、今のガソリン車のように使い勝手のいいものが出てくるまではまだ時間がかかると思います。
つまりV2Hシステムも今は先の技術、急いで飛びつくようなものではないと考えているからです。
個人的には今乗っている車が7年目で、あと5〜6年乗ってもう一度ガソリン車を乗り潰したくらいで電気自動車に移行すればいいかと思っていますのでその頃には今よりも使い勝手のいいV2Hが出てくるのではないかと考えています。
その時に導入できるシステムを導入してみようかと思っています。
▪️実際に太陽光発電でどれくらいお得になるのかは今後のお楽しみ
そういうわけで我が家は太陽光+蓄電池のみを導入していくことになりますが、実際にどれくらい電気代が安くなるのかは今後このブログでも報告していこうと思っています。
実際にこの太陽光発電が元を取れるのはどのくらい期間がかかるのかについても楽しみにしていただければと思います。
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