どちらがいい??LEDは交換可能型か否か

とみぃです。
前回から引き続き照明のお話をしていこうと思います。

前回ダイニングのメインライトをシーリングライトにしたお話はしたと思います。
逆にいうとそれ以外のライトはほぼダウンライトにしました。
ただし、ダウンライトといっても多くの型番があり、何を選んでいいかがわからない人も多いと思います。
そこで今回は私がメインで選んだダウンライトを紹介し、選んだ理由もお伝えしようと思います。

▪️結論:ダウンライトは交換式の温白色
まずは結論、私は一条工務店の標準で選べるRMW(P1)というものをメインに選びました。

一条工務店資料より抜粋

色は温白色を選びました。

一条工務店で選べるダウンライトの色は「昼白色」「温白色」「電球色」の3種類があります。
この違いは色温度で昼白色>温白色>電球色の順で高くなっていきます。

といっても色温度とはなんぞや、となると思いますが住宅用照明については基本的に色温度が高いほど白くなると思っていただければ問題ありません。
厳密にいうと色温度が高いほど青みがかって、低いほど赤みがかるわけですが、青い照明と赤い照明なんて家では使わないので昼白色が真っ白、電球色がオレンジ、温白色がその中間と思っていただければと思います。

照明なんて白い方がいいんじゃないかと思う方もいらっしゃるかと思いますが、朝から晩まで過ごす家としてはそう一概に言えません。
というのも白い光よりもオレンジの光(色温度が低い方)が人間は落ち着きを感じます。
逆に白い光はアクティブになるので一日お仕事を終えてゆっくりしたいときには昼白色だと不適なのです。

では逆に電球色に揃えればいいんじゃないか。
こちらは皆さんも想像がつくかもしれませんが電球色だけだと作業性が悪かったり、不都合が出てきます。
最たるものが料理で、キッチンが電球色だと食材の色が正常に判断できず痛みが判断しづらくなります。

なら場所によって色を変えればいいと思われるかもしれませんが、ダウンライトが一つ続きの部屋で途中で色が変わると落ち着かない印象を与えてしまいます。
そのため間接照明やペンダントライトを駆使し、その場の雰囲気に合わせたライティングが必要になってきます。

私も間接照明やペンダントライトをうまく組み合わせて照明計画を立てようと思いいましたが、そのためには家具などを先に決め、レイアウトを決めていく必要があります。
一条工務店の打ち合わせは照明と電気の打ち合わせがほぼ同時に進行するので家具の配置まで綺麗に決めないと間接照明の検討が十分にできませんでした。(もちろんプロの方であれば検討可能なんでしょうが)

以上のような理由から、色はちょうど中間で無難な温白色にしました。
ただ、温白色で本当に家具などとイメージが合うのか、は結局入居してみないとわかりません。
そこで交換式のダウンライトにしました。

▪️LED交換可能なダウンライトのメリット・デメリット
ダウンライトをLED交換型にするメリットは、色温度を変更できることです。

通常のダウンライトは基盤とLEDが一体化しており、交換するためには業者による電気工事が必要となります。
これが交換可能にすることでLEDの色を後から交換することができます。
LDKで色を統一してみてどうしても不都合が出た場合は一部色を変えることもできます。
これにより家具を後で選んだとしても、色が合わないといった現象を抑えることができます。

一方でデメリットとしては価格が高いことです。
2024年8月時点の基盤一体型と交換型の価格は以下の通りです。

1つ当たり1,200円の差です。
我が家の場合は下の図面の通り1Fだけで19個のダウンライトを設置しています。

1F全てを交換式にすることで¥22,800のコストアップです。
これが高額かどうかは人によると思いますがいろいろなオプションが増え予算を圧迫している中では安い金額ではないと思います。
さらに実際に交換する場合はLED費用も必要です。
(もちろん一体型で交換するよりかは安価で早いのですが)

なのでLDKのみを交換式にするなど、限定的に使うことで費用を抑えることができます。
また、我が家は間接照明を置く予定がありませんのでダウンライトの数も多くなっていますが、別に間接照明を置く場合はダウンライトの数も抑えられるはずです。

▪️交換型ダウンライトは壊れても交換しやすい??
交換型ダウンライトは故障してもLEDを交換できるというメリットがあるとよく言われます。
これは本当なのでしょうか?

こればかりは実際に住んでみないとわからないのですが、ダウンライトの故障はLEDの故障だけでなく基盤側の故障もあります。
LEDの寿命は約13年と言われていますが、基盤側は10年を超えたあたりで故障が増えてくるとのことです。
つまり、ダウンライトを交換型にしていても基盤が故障してしまえば結局一体型と同じ工事をする必要があるため、これについてはメリットと言えるかは微妙だと思います。

ただし、光量が低下してきたときに交換できるというメリットはあります。
LEDの寿命というのは切れるまでだけではなく、光量が初期の70%になるまでという規格で決まっています。
(JIS C8105-3)

出典:東芝HP
上記の図を見てもらうとわかる通り、寿命に達するまでにLEDというのはだんだん光量が落ちてきます。
とは言えだんだん下がっていくので実生活の中で気づくことは難しいかもしれません。
やはり交換型にするメリットは色を簡単に変えられるというところかもしれません。

▪️まとめ
いかがでしたでしょうか。
照明は実際にものを見てもイメージが湧きづらく、決めるのが難しいかもしれません。
しかしいつまでも決められないと完成がどんどん遅くなるため、施主にとっては悩みどころな設備かと思います。

交換型をうまく使ってもらい少なくとも色という悩みポイントを解消してもらえればと思います。
とは言え高額な設備を入れるとどんどん価格が高くなっていきます。

照明に予算をしっかりかけたいと思う方はぜひ地元工務店も候補に入れてください。
いい地元工務店を探すことができれば私の場合は400万円も費用が削減できる可能性がありました。
ただし、地元工務店をどうやって探せばいいかわからない方もいらっしゃると思います。

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「地元工務店ってどうやって探す?」
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