つけられるだけつける??電源計画について

2024年11月16日

とみぃです。
間取り、照明が終わっていよいよ残すところは電源計画と収納に関する内容になってきました。
今回は電源についてお話をしようと思います。

電源、つまりコンセントのことですが、よく「足りなくなるからつけられるだけつけておいた方がいい」という話があります。
もちろん予算が潤沢にあれば手当たり次第につけておけばいいでしょう。

ただ、私のような一般家庭のサラリーマンでは無駄に何個もつけて予算を使うわけにはいきません。
なので必要なものを必要なだけつけることが基本になります。

それではどこに何個つければいいのでしょうか?
今回は私が何を考えてコンセントを設置したかをご紹介します。
果たしてその考え方が正解で合ったかどうかは家が建ってからレビューしていこうと思います。

キッチンのコンセント

まず一番重要な電源はキッチンのコンセントです。
基本的にはキッチン背面のカップボードと収納棚に設置しました。
設置図は以下のとおりです。(赤四角のもの。)

・・・多くありませんか?
しかもこのコンセント、全部独立なんです。

独立とは何かというとそのコンセント一つ一つにブレイカーがついているコンセントを指します。
消費電力が大きい家電を複数同じ系統のコンセントに繋いで使うとブレイカーが落ちますよね。
独立コンセントは他のコンセントと共通して使ってはいませんので、ブレイカーの消費電力=繋げる機器の消費電力になります。

その独立コンセントが7つもあります。
本当にそんなにいるんでしょうか。
これについては私も相当疑問でいまだに納得していません。

が、うちの主権は奥様です。
次に権力を持つのは子供です。
私は権力が一番低いので奥様が何かを言えば逆らうことはできません。

一応奥様の言い分とすると、彼女は在宅で料理系の仕事をしているため、キッチンの家電は仕事道具なんだそうです。
その家電が何かというと、
・オーブンレンジ2個
・ミキサー/ブレンダー
・生ごみ処理機
・コーヒーメーカー
だそうで、これらがブレイカーが落ちて使えなくなると仕事に支障が出るそうです。

オーブンレンジ、二つもいるんですかね?
このブログでは触れていませんが、キッチンにもガスオーブンを入れたんですよ、今回。
奥様が仕事で必要だからということで。

オーブン3つも使うのかと散々聞いたんですが「使う」との一点張り。
何に使うかは教えてくれませんでした。
しかもコーヒーメーカーは確実に仕事で使わないだろうというツッコミはできませんでした。
した瞬間蛇に睨まれた蛙になることは目に見えていましたので。

さらに仕事で使うわけではありませんが一番手前の棚にも炊飯器用の独立コンセントと生ごみ処理機のコンセントがついています。
こちらは自在棚となっており、上の段には炊飯器を、下の段には生ごみ処理機を設置する予定です。

一条工務店の自在棚は炊飯器設置非推奨です。
そのため昔は棚が前に引き出せる仕様もあったようですが現在は無くなっています。
我が家は蒸気レスの炊飯器に買い替えて対応しようかと思っています。こちらも引っ越した後にレビューしますね。

そんなこんなで7つの独立コンセント。
独立コンセントは通常のコンセントより高いので予算を圧迫します。
ちなみにコンセント関係の費用は我が家の場合はこちらです。
(契約タイミングにより価格改定がある場合がありますので詳細は担当営業者にご確認ください。)


アース無しでも1つ当たり¥10,900円です。
金額の横に記載のあるものは標準数で、建坪に応じて決まる最初から費用に含まれるコンセントの数です。
この数を超えるとオプションとしての費用が発生します。
つまりオーブンレンジ用で1つ専用がついてくるとしても、¥65,400のオプション費用となります。
高い買い物ではありますが、独立にしたがる理由がわからなくもないのです。
その理由はブレイカーの位置にありました。

ブレイカーと情報BOX

我が家のブレイカーと情報BOXは2階にあります。

ブレイカーは本当は1階設置したかったのですが場所がありませんでした。

洗面所に設置するのがセオリーだと思うのですが、一条工務店のブレイカーは長く、1200mm程度の長さが必要で、洗濯機の上にカウンターを設置したために長さが取れませんでした。

そのため他に設置する場所として客間として使う予定の場所にブレイカーを設置しました。
ただし壁の中に配線を通したりする必要があることから、壁をふかしました。

また、LANの母艦となる情報ボックスは私の書斎に設置しました。
私の趣味の写真をやる上で、NASを設置したかったのですが、セッティングやメンテを考えると書斎に設置しました。

よく言われていることですが、一条工務店は床暖房が全面にあるため1Fまで電波が届きません。
そのため、壁の中にLAN配線を通す必要があるのですが、この時LANケーブルをカテゴリー6にグレードアップさせましょう。
ちなみにカテゴリーというのはLANの速さに影響する規格で、一般家庭用であればカテゴリー6が現状最速になります。

なぜ初めからグレードを上げるかというと、配線は壁の中のため、後々LANケーブルのグレードを上げるのは大仕事になってしまいます。
LAN配線も1本か2本くらいしか使わないのでここはしっかり予算をかけた方が良いと思います。
また、1FのLANの取り出し口も間取りを考えて設置しましょう。

無線LANのアクセスポイントは遮蔽物に弱いので、家具の中で少し背が高いものに設置することが必要になってきます。
あまり頻繁に動かさない背の高い家具を配置し、その近くに取り出し口を用意するようにしましょう。

また、テレビの電波が届くかどうかも事前に確認しておきましょう。
テレビアンテナには八木式とデザインアンテナがあります。
八木式アンテナは昔からのデザインであり、こだわっている方にはデザインアンテナをお勧めします。
ただ、デザインアンテナは電波が弱く、入らない可能性があります。

我が家もデザインアンテナでは電波が入らないと言われデザインアンテナを諦めました。
ただ、その山羊式も家の正面以外では電波入らないかもと言われ悩みました。
我が家は深基礎で階段も10段ほどあるのでそんなに目立たない気がしますが家の正面に八木式アンテナがどんと構えるのは少しデザイン的に気になりました。
なので家がある程度立ったタイミングで再度電波計測をしてもらい、正面以外では入らなさそうであれば光TVにするという二段構えで考えています。

そのためには、計画段階からテレビの近くにLANの取り出し口が必要になります。
もし家の電波が怪しい場合は念のためにカテゴリー6の情報コンセントをテレビ近くに配置するようにしましょう。
ちなみに費用はこちら。注意事項は先ほどと同様です。


ちなみに※2の内容は取りやめに伴う減額はありませんというものです。
我が家の場合1階用のLAN取り出し口1つとテレビ用の取り出し口1つなのでオプションとしてはカテゴリー6に変える¥8,900が二つだけでした。
これは必要な出費ということで諦めます。

費用を知って計画を

キッチンの独立コンセントとテレビのLAN付きコンセント、ここが概ねポイントとなる場所かと思います。
あとは皆様の生活に合わせて上手にコンセント配置を考えてもらうのがいいと思います。
ちなみに通常のコンセントは標準数を超えて追加すると以下のような価格です。

独立コンセントやカテゴリー6のLAN取り出し口に比べれば安く感じるのではないでしょうか?
だからと言ってつけ過ぎれば当然費用は嵩みますが、コンセントは済んでから途中で追加するのは非常に難しいポイントになります。
後悔のないように必要かも、と少しでも思ったら通常のコンセントであればつけておくことをお勧めします。

また、ブレイカーの設置できる位置は必ず初期の間取り段階から確認しておきましょう。
しっかりブレイカーの計画を入れておくことで無用な出費を抑えることができます。

少しでも皆様のお役に立てる情報であったなら幸いです。